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UQモバイル新プラン「トクトクプラン」は改悪?旧くりこしプランと比較

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もくじ

UQモバイルは主力プランを「くりこしプラン+5G S/M/L」⇒「ミニミニ/トクトク/コミコミ」の新3プランにリニューアル

2023年6月1日よりUQモバイルは従来の「くりこしプラン+5G S/M/L」から新プラン「コミコミプラン/トクトクプラン/ミニミニプラン」にリニューアルしました。

UQモバイルの新プラン「コミコミ/トクトク/ミニミニ」
参考:料金プラン・サービス(UQモバイル公式サイト)

それまでの「くりこしプラン+5G SML」は2023年5月末をもって受付を終了しており、今後は「コミコミプラン/トクトクプラン/ミニミニプラン」の3プランのどれかを使う事になります。(既存UQモバイルユーザーは従来のくりこしプランを使い続けることができます)

UQモバイルの2023年6月1日からの新プラン『コミコミプラン/トクトクプラン/ミニミニプラン』のプラン内容をまとめると以下の表のとおりです↓

UQプラン比較 コミコミプラン トクトクプラン ミニミニプラン
月額料金
/月容量
3,278円(月20GB) 3,465円(月15GB)
~1GB未満時は-1,188円/月
・自宅セット割:永年ー1,100円/月
・家族セット割:永年ー550円/月

・au PAY カードお支払い割:永年ー187円/月
2,365円(月4GB)
・自宅セット割:永年ー1,100円/月
・家族セット割:永年ー550円/月

・au PAY カードお支払い割:永年ー187円/月
無料通話 10分かけ放題付
超過時の速度制限 最大 1Mbps 最大 1Mbps 最大 300kbps
余データの翌月繰越 〇(自動繰越) 〇(自動繰越) 〇(自動繰越)

旧プランの「くりこしプラン+5G S/M/L」はギガ容量と料金が違う松竹梅プランだったのに対して、新プランの「コミコミプラン/トクトクプラン/ミニミニプラン」は明確に3プランとも内容が異なります。

という事で、それぞれのプランについて順番に解説していきます↓

➀UQ新プラン「コミコミプラン」:月容量20GB+10分かけ放題付で月額3,278円=完全ahamoに対抗

まずUQモバイルの2023年6月1日からの新プランの中でも主力プランになる『コミコミプラン』から見ていきましょう。

UQモバイルの「コミコミプラン」の内容説明
公式:コミコミプラン(UQモバイル公式)

UQモバイルの新プラン「コミコミプラン」は、月容量20GB+10分までの通話かけ放題で月額3,278円というプランで、完全にahamoに対抗した料金プランとなっています。

特に2020年頭から登場した新ブランド「ahamo」「povo」「LINEMO」と「楽天モバイル」によってスマホの料金プランの基準が大きく変わり、現在はahamoの料金プランである「月容量20GBで月額約3,000円」が料金プランを評価する際の1つの基準となっています。

実際に「ahamo」とUQモバイルの「コミコミプラン」を比較すると以下の表の通り↓

プラン比較 UQモバイル
「コミコミプラン」
ahamo
月額料金 3,278円/月 2,970円/月
月容量 20 GB/月 20 GB/月
かけ放題 10分かけ放題付き 5分かけ放題付き
超過時の制限速度 最大 1Mbps 最大 1Mbps
余ったデータ容量
翌月繰越
〇(繰越可)

「ahamo」もUQモバイルの「コミコミプラン」も月容量20GBプランという部分は同じですが、コミコミプランの方が月額300円高い代わりに「余ったデータ容量を翌月に自動繰り越し」と「かけ放題が5分長い」点が優れています。

とは言え大きな差ではないので、UQモバイルの「コミコミプラン」はほぼahamoと同水準のプランと言っていいでしょう。

ただし、通信速度を最大300kBpsに制限することでギガ消費0にする「節約モード」はコミコミプランでは使えなくなるのでご注意を。

また後述しますが「自宅セット割」や「家族セット割」「au PAY カードお支払い割」はこのコミコミプランでは対象外です。

➁UQ新プラン「トクトクプラン」:2段階の従量制プランだが「自宅セット割」が使える人向けプラン

UQモバイルの2つ目の新プラン『トクトクプラン』は使ったギガ分だけ段階的に料金が上がっていく従量制プランです。

UQモバイルの「トクトクプラン」の料金内容
公式:トクトクプラン(UQモバイル公式)

WiFiで使っている人以外は「1GB未満」はほぼ達成できないので、基本的には「15GBプラン」と言い換えていいかもしれません。

また一見「15GBプランで月額2,178円ならかなりコスパ良いじゃん」と思うかもしれませんが、上記の公式ページの料金説明に「ネットまたはでんきとセットでスマホがおトク!」と記載されている通り、「自宅セット割」が適用された場合の料金表記です💦

1~15GB利用時の「トクトクプラン」の基本料金(値引前)は3,465円なので、自宅に「auひかり」などの光インターネットや、J:comなどのケーブルテレビ、UQ WiMAXなどのルーター回線がない場合には1つ目の「コミコミプラン」よりも条件が悪くなってしまいます。

・「トクトクプラン」の基本料金(値引前):3,465円/月
・自宅セット割:永年ー1,100円/月
・家族セット割:永年ー550円/月
・au PAY カードお支払い割:永年ー187円/月
・~1GBデータ利用時:ー1,188円/月
※「自宅セット割」と「家族セット割」は併用できません

なのでUQモバイルの「トクトクプラン」は自宅セット割が使える人向けのプランと言って差し支えないでしょう。(ちなみにトクトクプランでも余ったデータ容量の翌月に自動繰越可能です)

ちなみに「自宅セット割」の対象となるau系のサービスは以下の通りです↓

【自宅セット割】の対象サービス

auひかりなどの光インターネット
j:COMなどのケーブルテレビ
UQ WiMAX提携事業

「自宅セット割」の対象となるサービスは、UQモバイル公式ページにすべて記載されているので確認してみて下さい↓

参考:自宅セット割(インターネットコース)セット対象となるご自宅のインターネット一覧

➁UQ新プラン「ミニミニプラン」:月容量4GBの月額1,078円でLINEMOのミニプランに対抗?

UQモバイルの3つ目の新プラン『ミニミニプラン』は月容量4GBで月額1,078円の少量プランです↓

UQモバイルの「ミニミニプラン」の内容説明
公式:ミニミニプラン(UQモバイル公式)

このプランも一見「月容量4GBで月額1,078円なんでLINEMOのミニプランを超えてきたじゃないか!」と思うかもしれませんが、こちらのプランも公式ページの料金説明に「ネットまたはでんきとセットでスマホがおトク!」と記載されている通り、「自宅セット割」が適用された場合の料金表記です💦

値引前の「ミニミニプラン」の基本料金(値引前)は2,365円となっており、「自宅セット割」の対象サービスに加入してない場合には、月容量4GBで月額2,365円とかなり厳しいプランとなってしまいます。

・「ミニミニプラン」の基本料金(値引前):2,365円/月
・自宅セット割:永年ー1,100円/月
・家族セット割:永年ー550円/月
・au PAY カードお支払い割:永年ー187円/月
※「自宅セット割」と「家族セット割」は併用できません

という事でUQモバイルの「ミニミニプラン」も、「トクトクプラン」同様には自宅セット割が使える人向けのプランとなっています。(ちなみにトクトクプランでも余ったデータ容量の翌月に自動繰越可能です)

【まとめ】UQモバイルの新プラン「コミコミプラン」「トクトクプラン」「ミニミニプラン」の選び方&こんな人向け

ここまでで2023年6月1日からリニューアルしたUQモバイルの3つの新プラン「コミコミプラン」「トクトクプラン」「ミニミニプラン」についてそれぞれ解説しましたが、結論としては以下の通りです。

【UQモバイルの2023年6月リニューアルの3つの新プランの選び方】

コミコミプラン:月20GB+10分かけ放題でahamo級の良プラン!
トクトクプラン:「自宅セット割」が使える人向け& 月15GB未満のミドルユーザー向け  
ミニミニプラン:「自宅セット割」が使える人向け& 月4GB未満のライトユーザー向け

という事で、今後はUQモバイルは20GBで月額3,278円の「コミコミプラン」が基本となってきます。

「トクトクプラン」や「ミニミニプラン」は「自宅セット割」が使える場合であればコストパフォーマンスが良いですが、ない場合は微妙なコスパとなってしまいます。

UQの新プランは実質改悪?従来の「繰り越しプラン+5G」との比較

UQモバイルのリニューアル前の「くりこしプラン+5G」ではS/M/Lの松竹梅プランでスマホを使う人によって選びやすかったのに対して、リニューアル後の3つの新プランは松竹梅ではなく実質「20GBで月額3,278円のコミコミプランの1択」になっています。

月に使えるギガ容量に対しての月額プラン料金=コストパフォーマンスの良さを新旧プランで比較したのが以下の図になります↓

UQモバイルの新旧プランのコスパの比較

リニューアル後のプランの中でも20GBで月額3,278円の「コミコミプラン」は、旧プランの「くりこしM」と「くりこしL」の中間くらいのプランになっていることが分かります。

そして「トクトクプラン」は「くりこしプランM」より割高ですが、「自宅セット割」「家族割」が適用できる場合には「くりこしプランM」よりもコスパよく使う事もできます。

同じように「ミニミニプラン」も「くりこしプランS」よりも割高ですが、「自宅セット割」「家族割」が適用できる場合には「くりこしプランS」よりもコスパよく使う事ができるという位置づけになっています。

特に多くの人が当てはまるであろう「自宅セット割は使えないけど、月10GB前後くらいしか使わない」というケースで、丁度いいプランがなくなってしまったのは改悪と言っていいかもしれません。

我慢して20GBのコミコミプランにするか、他社に移るか、自宅セット割の為にホームルーター等を検討するかになりそうです。

最大13,000円分のau Pay特典が狙えます↓
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